就労準備支援事業 5月実施プロジェクト
私たちは、心と暮らしを支える「なんでも相談窓口」です。
就労準備支援事業では、ひきこもりがちな方々や上手く社会に溶け込めない方々を対象に、一人ひとりが持つ能力・興味・可能性にスポットをあてています。当事者の方々それぞれの個性や特技を活かし、「誰かの力になる」ことを通して、地域の方々とのつながりを創出したり、自分の新たな可能性を発見してもらったりすることを目指しています。
■5月2日は、空き家の清掃活動として、窓ふきや掃除機掛けを実施しました。参加者の方が、身長の高さを活かして、高いところにある窓や溝の掃除を熱心に行なってくださいました。「どこを掃除したらよいか」、「道具はどこにあるか」など職員に自分から質問をしてくださり、活動に対しても積極的に参加してくださいました。
■5月12日は、生涯学習センターにて軽作業を行いました。封筒へのシール貼り作業を行っていただきました。作業はスムーズに進み、封筒200枚ほどへのシール貼りを完了しました。活動中の会話も弾み、各参加者の好きなものや得意なことについて、さまざまなお話をお聞きすることができました。また、5月以降の活動についても積極的に参加したいという意見をいただくことができました。
■5月13日は、生涯学習センターにてPC勉強会を行いました。画面の明るさの調整、ファンクションキーの使い方、スクリーンショットの取り方、クラウドサービスの意味と利用方法などについて、職員と共に調べながら確認を行いました。参加者の方はイラストを描くのが好きなため、板タブとの接続方法やクリップスタジオの設定方法についても確認しました。
■5月20日、23日、31日は、市役所地域福祉係より、“社会を明るくする運動”の啓発物品についての仕分けを依頼されたため、就労準備支援事業で実施しました。絆創膏やリーフレット、チラシなどを各市町村ごとに分別しました。参加者の方々は、熱心にてきぱきと作業をしてくださり、予定していたすべての作業を1時間で終えることができました。
■5月23日は、市内の事業所からお声がけいただき、参加者の得意なドラムの演奏をさせていただく機会がありました。本人のスマートフォンとスピーカーを繋ぎ、さまざまな曲の演奏を行ないました。休憩や会話を挟みながら、10曲前後叩かれ、ドラムのスティックの種類やドラムの仕組み、演奏の仕方などを職員に解説してくださいました。
■5月25日は、市内の事業所からお声がけいただき、下米田町の夫婦岩付近の丸田切りを実施しました。休憩を挟みながら2時間で、倒木から10つほどの丸田をチェーンソーで切断しました。チェーンソーの使い方や安全な切り方についてレクチャーがあり、安全等に気を付けながら実施を行いました。
■5月31日は、当事者が好きなものについて共有し、交流する場をつくりました。参加者のふたりは、好きなものが共通していたため、活動を計画したところ、どちらからもぜひやりたいと返事があったため実施しました。当事者同士ははじめての対面となり、最初はお互いぎくしゃくしていましたが、好きなものの話になると会話が弾み、活動を通じて自然にコミュニケーションを取る事ができていました。
※感染防止に配慮して検温、手指消毒、換気等をして各活動を行いました。
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